霧島食育研究会主催 第8回「霧島食の文化祭」@霧島保健福祉センターをリサーチ

去年11月20日、霧島保健福祉センターで行われた、
霧島食育研究会主催「第8回霧島食の文化祭」をリサーチ。
番組で取材するのも5回目。今回はどんな食の文化祭になるんでしょうか。


2000年に東北の宮城県仙台市で始まった「食の文化祭」への取り組み。
九州鹿児島でも、故郷の食文化を見直そうと8年前に始まりました。
霧島での食の文化祭の特徴は、霧島の各家庭の食卓や郷土料理を持ち寄る、
家庭料理大集合を中心に、食育や食にまつわる文化のお祭り。
大テーマは、「子や孫に残したい霧島の食はなんですか?」。
そして、食育の一環として、霧島の男子高校生が取り組んだ「僕が作る家庭料理」のコーナー。
おばあちゃんが作る「お赤飯」が大好きな、高校2年のありまくん。
自分で作るまで、赤飯の赤い色は、何か色の素を入れているんだと思っていたそうです。
おばあちゃんを先生に、赤飯づくりに挑戦。
もち米を研ぐとき、あまりの水の冷たさに、いきなり挫折しそうになってと言います。
でも、おばあちゃんは、いつも、凍えるような冷たい水でもち米を研いでいたんです。
赤飯づくりの最初の一歩から、学ぶところがたくさんありました。
高校1年生の「はるぐち みなみ」さん。
幼い頃に読んでもらったお気に入りの絵本
「ルーシーカズンズ作、メイシーちゃんオヤツを作ります」。
絵本の中で、メイシーちゃんが作ったお菓子「ジンジャー・クッキー」。
これがとても美味しそうで、いつか自分で作って食べてみたいと思っていました。
子供の頃は、「ジンジャーってなんだろう。甘いのかな?ふわっとしているのかな?」とイロイロ想像していたそうです。
そして15歳の高校生になって、絵本に出てくる憧れのお菓子を自分で作ってみました。
大きくなって、料理が大好きになった彼女は「ジンジャー」が「生姜」のことで、
ヨーロッパではクリスマスのお菓子として「ブッシュドノエル」と同じくらい定番なお菓子だということも知っていました。
「しょうが」がたっぷり入った「ジンジャークッキー」は、甘いものが苦手な人でも食べられる、大人も子供も大好きなお菓子。
どうやら、彼女の料理好きは、子供の頃に読んでもらった絵本の中から始まったようです。
物心ついた時から 台所で包丁を持って、お母さんのお手伝いをしていたという「はるぐち」さん。
彼女にとって、料理やお菓子づくりは、ごく自然な楽しいこと。
将来、自分に子供が出来たら、おばあちゃんやお母さんがしてくれたように、
美味しい料理を作ってあげたり、お菓子を一緒に作ってみたい。
ジンジャークッキーでもケーキでも、大切なのは、母から子へ、そして孫へ伝える、食の想い出。
食育の原点は ここにありました。
霧島市が取り組む、ある食育事業の発表会も行われていました。
家庭で野菜を育てて食べるという食農体験をすることで、食への興味・関心を高め、
子ども達が健やかに育つ環境を整えることを目的としてはじまった「一家庭一菜事業」。
2011年度は、国分にある「上小川小学校」の1年生〜6年生が、
家庭でピーマンを一から育て、料理して食べるところまで挑戦。
6月の親子参観の日に、ピーマンの苗と土、プランターを配布するところから始まりました。
「食の文化祭」会場のド真ん中にある大きな円柱に張り付けた、畳一畳分の大きな白い紙。
何かを掲示するためにあるのかと思っていたら、独りの小柄な女性が、あるパフォーマンスを始めました。
鹿児島県立聾学校 栄養教諭「森園 れな」さん。
畳一畳分の大きな白い紙に、なんとフリーハンドで大きな漫画を描くパフォーマンス。
もちろん、森園さんは給食の献立を考え、子供達の健康的な食生活を支える栄養教諭。
プロの漫画家ではないんです。
森園さんが描いた巨大な漫画。その1つが、森園さんの食にまつわる思い出。
まだ幼かった頃、おじいちゃんおばあちゃんに呼び出されていくと、必ず一つの目玉焼きが出てくる。
でも、それは一つだけしかなく、2人は「れながたべなさい」といって、
ニコニコしながら食べるのをみていたそうです。
大きくなってわかった、おじいちゃん達の深い愛情。
これに気付いた時、自分はこんなに愛されていたんだと実感し、涙が止まらなかったそうです。
きっと、誰の心にもある、愛を感じる「食」にまつわる思い出。
森園さんは、どの世代にも伝わりやすいように、巨大な漫画で見せてくれたんです。
食と命の繋がりを子供達に伝えたいと思い、学校の栄養教諭になったという森園さん。
「人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べているはず。
毎日、毎食、1品ごとに命をいただいているから生きていられる。
それを忘れている私たち大人達と、知らずにいる子供達に命と食の大切さを伝えていきたい。」
世代を越えて楽しみながら読むことができる森園さんの巨大な漫画パフォーマンス。
食の文化祭に来た人々の心に、あったかい、「心のご馳走」をふるまってくれました。

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