鹿児島のお正月風景と食?

鹿児島では昔から、正月に夫婦でお嫁さんの家を訪問する
「しょがっで」という「年始廻り」がありました。
餅米一升でついた「鏡餅」を風呂敷に包み訪問します。
今でもこの風習は残っているようで、鏡餅ではなくお菓子を持っていくようです。
他にも、正月に親類縁者が集まる食事会のことも「しょがっで」といいます。
お招きする家では、「よかしょがっで」=「いい宴会でした」と感じてもらえるように、
精一杯のおもてなしをするそうです。


鹿児島独特のお正月風景。それは台所にもありました。
「キーワード」は「オバン竿」。
年末に、長さ1mほどの棒を横に吊るし、中央に「みかん」「昆布」「塩を振った魚」を吊るし、
両端に「大根の葉」を括ったものを、台所に下げる。
これが、昔から正月に食べる食材を吊るしておく「オバン竿」。
「魚」は使う分ずつ切っていくので、正月が終わる20日頃には、魚は骨だけになるそうです。
山間の集落では、魚の代わりに「猪肉」が下げられていました。
この「オバン竿」に下げた「大根の葉」、これが枯れたら今年は雨が少ない、
湿って腐れたら雨が多い、大根の花が咲いたら今年は運が良いといわれていました。
「オバン竿」は、大隈半島南部、旧佐多町周辺で、今でも行なわれているそうです。
西日本を中心に、一年間の邪気を払い、長寿を願って正月に飲む薬酒「御屠蘇」。
正月の祝いの膳には欠かせない「御屠蘇」も、鹿児島ではちょっと違います。
九州でも沖縄や鹿児島以外では「日本酒」を使うのに対し、
沖縄では「泡盛」、鹿児島では「地酒・灰汁持ち酒」を使います。
この「あくもちしゅ」をお屠蘇に使うのは、全国でも鹿児島だけなんです。
鹿児島独特のお正月風景、そして風習、伝承、おせち料理、お雑煮・・・
どれ一つとっても、他の地域にはない、鹿児島独特の食文化。
その奥深さと、長い年月をかけて洗練された先人の知恵に感服いたしました。

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