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第15回「霧島・食の文化祭」(2019/1/18~3/22放送)
- 2019/5/28
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昨年11月開催の第15回「霧島・食の文化祭」をリサーチ。
この番組で「食育」を取材するきっかけになった
NPO法人霧島食育研究会主催で15回目15年目の「食の文化祭」です。
会場は霧島市保険福祉センター。
メイン会場はセンター内ですが、駐車場では鹿児島郷土菓子「ねったぼ」作りが行われました。
もち米を炊いて4分の3を白餅に。
残り4分の1を、蒸したさつまいもと臼で混ぜ、杵で丁寧につきあげます。
「よいっしょー!」の掛け声とともに、黄金色の持ちが出来上がります。
これが小さなお子様からご年配の方まで大人気の鹿児島郷土菓子「ねったぼ」です。
砂糖を使わず、さつまいもの自然な甘さだけの優しい味わい。
着きたての白餅や「ねったぼ」を美味しそうに頬張る子供たちの笑顔。
基本は「嵩増し料理」ですが、正月を迎える大晦日に家族や近所で集まり、
おじいちゃん、お父さん、お兄ちゃんが杵でつき、おばあちゃん、お母さん、お姉ちゃんが餅を返す、
鹿児島の原風景がそこに広がっていました。
センターに入ると、右側の壁一面に無数の写真が展示されています。
これは一回目から行われている「霧島の家庭料理大集合」に持ち寄られた料理の写真です。
霧島の各家庭で、日常的に食べている料理そのものを持ち寄り、調理者が解説シートとともに料理を展示。
準備が整った料理から1点1点丁寧に写真撮影しています。
それが14年の間に1880皿、1880枚の無数の写真展示に繋がっています。
1回目からの一貫テーマは「子や孫に残したい霧島の食は何ですか?」。
そして今回取り組んだサブテーマは「150年・100年・50年のレシピ」「50年後に残したい霧島の食」。
150年のレシピは代がドラマ「せごどん」に登場する、薩摩・鹿児島の食を再現。
100年レシピでは、100年以上前に生まれた人の作った料理を、その子供や孫が再現。
50年レシピでは、50歳以上の方が幼い頃に食べていた料理を再現。
とても興味深い展示の数々でした。
さらに今回は、台湾からのブース出展もありました。
台湾で食育活動を展開している方が、ぜひ「霧島・食の文化祭」を体験したいと、
台湾の伝統的食文化の代表ともいえる漬物や保存食を持参し、台湾各地の食材を加工したものを、
目の前で試食しながら解説を聞くことができました。
他にも、鹿児島女子短期大学・生活科学科・食物栄養学専攻の生徒の皆さんによる、
大型紙芝居「西郷さんと大豆のまめすけ」の発表が行われました。
幅1mはあろうかという大型紙芝居は、物語、絵、さらに歌や踊りまで、全て生徒の皆さんによるオリジナル。
そしてこの大型紙芝居を基にした副読絵本を刊行。
味噌づくりの工程を歌にした「味噌作りの唄」を歌いながら、子供たちと食の大切さを学ぶ食育絵本になっています。
様々な発表・展示が行われた第15回「霧島・食の文化祭」は、
今年も美味しい笑顔にあふれていました!(^^)!