今週は鹿児島市平之町へ。

学生服リユースNAZUNA~なづな~東大介さんにお話を伺いました。

クリーニング師の資格を持つ東さん。
なづなが引き取った学生服は、東さんが自らクリーニングし、ほつれの修繕や記名を取り除くなどしたうえで、安価で販売しています。
また、ボランティア団体「Kagoshima Eco Bridge Project」として、上履き・体育館シューズをメインに、学用品や子ども服の無償リユースも行っています。
そして、上履きをキレイにするイベント「上履きリユース☆ピカピカ☆大作戦」は、毎回多くの方が申し込む人気イベント!

活動のきっかけは、東さんご自身が、お子さんの入園と、予期せぬ失業が重なった経験。
制服代の負担の大きさに、このようなお店・活動を鹿児島で行いたいとスタートしたんだそうです。

鹿児島でも、経済的な理由で制服や体操服を思うように買えないご家庭が多く、東さんのもとにも多くの相談があるそうです。
学生服がないことを理由に学校に通えない児童・生徒もいるそうで、取材の間にも、お店のLINEアカウントに問い合わせが…
父子母子家庭の方には店頭価格から2割引、社会制度から取り残されてしまっている個別の事情があるご家庭には無償で提供することもあるとのこと。

たかが制服、されど制服。
「おさがり」が重宝される時代…
子どもたちを取り巻く環境について思いを寄せる取材となりました。