今週は、鹿児島市吉野町へ。
フードバンクかごしまの倉庫にお邪魔しました。
お話を伺ったのは、原田一世さん

活動のきっかけは、2011年3月に発生した、東日本大震災。
被災地から遠く離れた鹿児島から被災地へ食べ物を集め送りました。
この支援を安定して続けたい、もしものときにすぐに届ける体制を…という想いで、フードバンクかごしまが生まれました。

「フードバンク」と言えば、一般的には経済困窮者や子どもたちへの食料提供を行うことが多いのですが、フードバンクかごしまの軸は「災害支援」。
そして被災地へ送らないタイミングで、児童養護施設や路上生活の方に提供をしているんだそうです。

原田さんが災害支援で印象的だったのは、熊本地震。
本震直後に熊本県から要請があり、その日の昼前には被災地へ到着し、支援を始めたんだそうです。
ただ、被災者から突然現れた支援団体への反応というのは、厳しいまなざしが向けられたそう。
でも、自治会など地元コミュニティーの方を通じて支援すると、地元の方が笑顔で受け取ってくれる姿を見て、「平時からの顔が見える関係・体制作り」の重要性を感じたとお話してくださいました。

来週は、フードバンクかごしまの支援の要である「食べ物」についてたっぷりと伺います!