今週は姶良市蒲生町へ。
鹿児島が「日本一」の植物に関する取材にお邪魔したのは、株式会社国元商会鹿児島工場

お話を伺ったのは野村政裕さん(左)と下村大樹さん(中央)。

国元商会は「KSブランド」の金属製建設資材を製造しています。
でも、鹿児島工場ではちょっと違うんです!
近隣農家を中心に、年間2000t程の竹の買取を行っていて、竹チップや竹パウダーに垣生いています。
最近は竹を微粉末にして発酵させた「竹王」も製造しています。

鹿児島県は竹林面積が日本一。
ただ使用量が減っており、ピークだった50年前に比べると5分の1程度にまで減少しています。
竹林は放っておくと面積がどんどん広がっていき、元々の竹林も日を遮るように増え、生態系が壊れ、獣害にも繋がって言っているのが現状だそう。
竹は中が空洞になっていることもあり、杉材に比べると3倍とも言われる搬出コストがネック。
そして担い手不足も大きな問題になっています。

ただ、最近は竹が除菌・消臭効果や繊維の強度など多方面で注目されており、資源として「金の卵」にもなり得るんだとか。
工芸品だけでなく、竹チップや竹パウダーとしての需要が伸びています。
農業用土壌改良材だけでなく、畜産用途、工業用途などに使われているんだそう。

鹿児島の潤沢な「竹」という資源…使わなきゃもったいないんだなと感じました。
来週も竹のお話をたっぷりと伺います!